77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/02/15(水) 20:04:09.62 ID:H0+wUiyqo
女「そうか。まあ、いきなり幼馴染さんにあんなこと言われたら食欲もなくなるよね」
兄「・・・・・・おまえ、何言ってるの」
女「何って、単なる推測だけどさ。今日二人きりで中庭にいたみたいだし、妹さんと兄友君は屋上で二人きりで何だかお葬式みたいに黙りこくって食事してたしね」
兄「おまえ、ひょっとして俺たちのこと探ってるのか」
女「あたしがっていうか、兄友君声大きいしさ。昼休みのあんたと兄友君の会話ってクラスの半分くらいは気にしてちらちら見てたよ」
兄「(マジかよ)おまえもそんなとこまでよく観察してるな。よっぽど暇なんだな」
女「本当はあたし、普段は観察するというより皆に見られる人なんだけどね」
兄「ああ? おまえちょっと自意識過剰なんじゃねえの。ぼっちなんて本人が気にしてるほど周りは気にしてねえよ。だからぼっちなんだろうが」
女「そういう意味じゃないよ。学校ではあたしが空気なのは自覚してるし、見られるっていうのは別な場所の話」
兄「(意味わかんねえ)・・・・・・おまえ、本当に変ってんのな。しつこいようだけどさ、こんだけ人と話そうと思えば話せるならクラスで友だちなんかいくらでも作れるだろうが」
女「別に不便感じてないもん」
兄「・・・・・・よくわかんねえけど」
女「兄君、結局幼馴染さんの手作りのお弁当食べなかったの?」
兄「・・・・・・」
女「お腹空いてるでしょ」
兄「まあ」
女「まだ15分くらいあるし、よかったらこれどうぞ」
兄「何? サンドイッチ?」
女「コンビニのね。手作りのお弁当には敵わないけどお腹ぐらい塞がるんじゃない?」
兄「いいの?」
女「うん。余ったやつだし捨てるよりいいし。食べて」ニコ
兄「(微笑むと本当に可愛いな。どっかのアイドルみたい。だからどうってことはないんだけど)じゃ、遠慮なく」
女「うん」
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