912:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/15(火) 23:41:38.59 ID:Bk01SXm7o
『今春入学したばかりの処女のJD1が大胆な姿を露出!!』
「ほら画像が残ってる。さっきのスレッドをまとめてあるんだね」
僕はもう妹のことを考慮することなく一枚目の画像を妹に示した。クリックするまでもなく該当レスの部分に最初から画像は表示されていた。
一枚目は、女の上半身裸身の写真。左手で胸の部分を隠している。目の上に線を重ねているけど、その表情は女のものに間違いなかった。
二枚目は、鏡に写した女自身を撮影したもので、女はスカートを脱いで床に座りこんで足をMの形に開いている。開いた足の中心部にはブルーで無地のパンツがくっきりと写っていた。
三枚目は、姿見に正面から自分を映した全身の画像で、その体にはブルーのパンツ以外何も身に纏っておらず胸だけは左手で隠している。
その時は妹と二人で同じ学校の女子のヌードを見ているという異常な状況だったのだけど、僕はまず自分の元カノのはずだった女のヌードに嫉妬しつつ欲情していた。僕の下半身は冷静に駒を進めなければいけないこの時、僕の理性を裏切っている状態だった。その状態のまま女へのどす黒い感情と欲情に身を任せていた僕に、妹が泣きそうな声で話かけた。
「これって・・・・・・」
おどおどした様子で妹は女のヌード写真から目を背けた。僕は気を取り直して妹に答えた。今は女に欲情したり怒りを感じたりしている場合ではない。
「目は隠してあるけど・・・・・・顔つきや体格からいってどう考えても女さんだな、これ」
「・・・・・・なんで、一体何であの人、こんなことを」
「さあ? それはわからないけどさ。少なくとも兄君にふさわしい女じゃないよね」
僕はさりげなく妹に言った。妹は少しためらっていたけど、結局僕の方を見て頷いた。
「・・・・・・うん」
ここまでは作戦通りだった。自分が途中で思わず動揺してしまったことは想定外だったけど、何とかリカバリーすることはできたようだ。
「もう少し画像を探そうか。これだけ無防備ならいくらでも出てきそうだね。バカな女」
女をバカと言い放った時の僕の言葉は心から真実だった。・・・・・・バカな女。僕と付き合っていればこんな娼婦まがいのことをして承認欲求を満たす必要もなく、成績のいいクラスでも評判のいい女でいられたのに。これは女の自業自得以外の何物でもなかった。
「・・・・・・バカって」
妹は、生徒会長の僕は人を非難することを言わないと思い込んでいたのだろう。その僕の暴言に驚いて妹は言った。
「だって、バカじゃん。つうか情弱っていうのかな」
僕はもう女に同情するつもりはなかったから、僕の言葉はさぞかし冷たく聞こえただろう。
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