920:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/16(水) 23:56:58.75 ID:QOIFkwBSo
「女さんの画像を見たわけだけど」
僕は観念して自分の方から妹に話を振った。「殺してやりたいとか穏やかじゃないことまで言ってたけど、兄君の彼女として女さんは許せそう?」
許せるわけがないから妹も黙っているのだろうけど、とりあえず僕は妹に聞いてみた。
「許せるわけないよ。あんな・・・・・・あんな姿を堂々と不特定多数の人たちに喜んで見せているような女なんて。お兄ちゃんの彼女じゃないとしたって理解できない」
うつむいたままでようやく妹は声を出してくれた。小さな声だったけど妹の考えはストレートに僕に響いた。
「じゃあ、君はこれからどうしたい?」
「どうしたいって・・・・・・」
「つまり、女に女神行為を止めさせたいの?」
「え?」
「え、じゃないよ。君は何をしたいの? 僕は君のことが好きだから君がしたいと思うことなら手伝うけど、それにはまず君が何をしたいのかをはっきりさせてくれないとね」
僕はやむなくききっかけは作ってあげたけど、それでも本当に肝心な部分は妹に言わせたかった。
「君はどうしたい? 繰り返すけど女に女神行為を止めさせたい?」
妹は黙っていた。僕はやむなく話を続けた。
「女が女神行為を止めれば兄君との仲は許せるの? それとも女が女神行為をするなんてことはどうでもいいけど、そういう女が兄君の彼女になることは許せない?」
「うん。女さんはお兄ちゃんにはふさわしくない。お兄ちゃんが好きな子と付き合うことにはもう反対はしないけど、家族として考えたら女さんなんか論外だよ」
妹はようやく顔を上げてはっきりと言った。「今さら女さんが女神じゃなくなったって無理。パパとママだって・・・・・・お姉ちゃんだって、この画像を見たら同じことを言うと思う」
「じゃあ、話は簡単だね」
僕は妹ににっこりと笑いかけた。「女さんと兄君を付き合わないようにさせればいいんだね」
「う、うん」
妹は戸惑ったように答えた。「でもそんなことどうすればできるの?」
「難しいだろうね。僕が兄君の前に突然現れて、女神行為をするようなビッチは君にはふさわしくないよ。妹さんも心配してるよ、なんて言っても兄君は聞き入れないだろうし」
「先輩、あたしのことからかってるの?」
「違うよ。でも兄君は女の画像を全部見ているし女の女神行為のことは全部承知のうえで女さんに惹かれてるんでしょ」
「・・・・・・そうかも」
「だったら、正攻法で行っても兄君が女さんのことを嫌いにさせるのは無理じゃんか」
「・・・・・・じゃ、諦めるしかないの?」
「そうは言っていない。兄君と女さんが付き合わないようにする、あるいはもう付き合っているんだったら別れさせることは可能だよ」
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