980:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/05/23(水) 00:01:36.11 ID:ekos52i6o
もうこれは兄君が女を撮影したことで間違いないだろう。僕が病気になったせいで作戦の決行が遅れたのだけど、結果的にはそのおかげでより破廉恥な画像を公開することができる。それに女の自撮りのぼやけた画像では、最悪女がこれは自分ではないと開き直る可能性もあった。わかる人にはわかるとは思うけど、本人が強く否定すれば決定的な証拠はない。でも、この鮮明な画質であればいくら目に線が入れてあるとはいえ、もはや言い逃れはできないだろう。これはどこから見ても女そのものだった。
その時、僕はまた別なことに気がついた。最初に女の女神行為の画像を見た時に感じたな胸をえぐられるような嫉妬心を、僕はこの扇情的な画像から感じなかったのだ。
やたらプロっぽいできだからだろうか。僕は最初はそう考えたけどやはりそうではないなだろう。僕は女への未練をついに捨てることができたのだった。古い恋を忘れるには新しく恋することが一番の特効薬のようで、妹に恋焦がれ始めた僕はこれだけ衝撃的な女の画像を見ても今や全く嫉妬心を感じないでいられたのだ。
今日はもう土曜日だった。妹がメールに返信してくれないことが再び僕の心を蝕み始めていた。本気で妹に嫌われたのだろうか。最後に見た妹の姿は僕にキスして屋上から去って行った後姿だった。まさかこれで終わりなのだろうか。妹に約束した作戦の決行はこれからなのに。
この頃になると、堂々と兄君に撮影させた緊縛画像を誰にでも見せている女の人生を狂わすことへのためらいはだいぶ消えてきていた。もちろん、それが自分にはね返ることへの恐怖はまだ残ってはいたけど、それよりも自分が妹に見捨てられたのではないかという不安の方が大きかった。
明後日は月曜日だしこの体調なら月曜日は登校できるだろう。熱もほとんど平熱に近くなっていた。
登校したら何をするよりもまず妹を探し出そう。恥かしさや妙なプライドが邪魔してて僕はこれまで彼女の教室を訪れたことはなかったけど、妹は平気で上級生の校舎に入り込んで僕を訪ねてくれていたのだ。僕ももう周囲を気にしている場合ではない。月曜日になったらもっと積極的に行動しよう。そう考えて僕は自分を納得させた。
ところが意外なことに翌日の日曜日の朝、僕は突然母さんに起こされたのだった。時間は既に午前十時を越えている。
「お友だちがお見舞いに来てくれてるわよ」
母さんは妙ににやにやしながら僕を起こした。
「妹さんっていう下級生の子だけど、部屋に通してもいい?」
母さんはそこでまた笑った。「可愛い女の子ね。あんたの彼女?」
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