過去ログ - 妹「悪魔を召喚して、お兄さまと恋人になるわ!」
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70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/02/11(土) 18:44:30.94 ID:o6wP9GpDO
──かわいい。

妹「あ、あれ?」

──かわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいい。

妹「…………」

アスモデウスの艶やかな黒髪、ぷにぷにとしたお尻、全体的に柔らかそうな輪郭。
それらを見ているだけで、妹の心臓が早鐘を打ち始める。
妹は振り上げていた右手をそっと自分の胸の前に下ろした。

妹「……」

そして妹は少しだけためらった後に、今度は右手をアスモデウスへと伸ばす。

妹「……あっ」

指先がアスモデウスの肩に当たって、意識せずに妹の口から小さな声が漏れた。
妹は熱い物にでも触れたように、ぱっと手を離し、だが小さく息を飲んで再びアスモデウスの肩へ指を伸ばす。
妹の指がアスモデウスの肩の下へと滑り込み、アスモデウスの体を持ち上げ、その体を半回転させる。
身をよじるように、アスモデウスの顔が湯面の底から現れた。

妹「……っ!!」

伏せられた柳眉、お湯でほんのりと赤く染まった肌。
流れる湯のしずくが足跡を残していくのは、幼さが目立つものの美しく整った顔の各部位。
奇跡的なバランスで配されたそれらが形づくるアスモデウスの顔を見た妹の胸が、トクンと大きく一つ鼓動を刻んだ。
それと同時に妹の内から、ある衝動が込み上げてくる。
妹はその衝動に突き動かされるままにアスモデウスを湯船から両手で抱き上げた。

アスモ「う、……む?」

長い睫毛を揺らし、アスモデウスが目覚める。
だが、その目覚めは非常に非情な短いものだった。

妹「ぎゅーっ!!」

アスモ「あぎゃーっ!?」

妹がアスモデウスの体を力一杯抱き締める。
ベキゴリィ、と不穏な音を体から軋ませながら、アスモデウスの意識は再び闇へと落ちていった。


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