過去ログ - ??「魔族も滅んだことだし安価で世界征服する」
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19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/03(金) 21:59:29.95 ID:cNAPaboDO
国皇「じゃな。彼奴の野望を知り幾らでも防ぐ手立てがあったというのに結局は死に行くワシは
自らの治世の全てを放り出し、民を巻き添えにしてしまった。謝ろうとは思わん。だが、
姫には気の毒な事をした」

女王「皇国の民は皇子の言葉に騙された…と受け取ってよろしでしょうか?」

国皇「なるほど、そういう判断もあるか。さすが『冬の魔女』じゃな。そなたにならば事後は任せられる。
ワシ直属の将軍をそなたに委ねよう。莫迦な皇子を討つもよし、莫迦な皇子と共に覇道を進むもよし、
好きに生きるといい。ワシは長年の悲願であった魔族の脅威を取り除いた事で満足しておる」

女王「わたくしを…生きてお返しになるつもりですか?」

国皇「意外な顔をしておるな。安心せい。お主がこの地へやってくることは皇子も承知の上。
そして、この会話も恐らく皇子の掌上じゃろう。故にここまで話しても兵どもは一歩も動かん」

女王「なるほど。わたくしが死んでしまえば、それを治罰の理由として大同盟が成される。
ですが、わたくしが生きて帰れば治罰ではなくあくまで皇子個人のクーデターとして内政干渉に
当てはまる。生きて返した方が皇子には得という事ですね」

国皇「ふ。雪の女王もまだまだお若いな。それだけが理由と本気で思っておるのか?」

女王「???」

国皇「まあよい。ではワシの片腕の将軍を連れてゆけ。そなたの国では魔法を嗜む人材は
豊富じゃろうが、実戦経験を積んだ剣のエキスパートは少なかろう」

女王「…わかりました。では、次にまみえる時は何処かの戦場にて」ペコリ

国皇「じゃな」

こうして白き女王は新たな戦場を…人間対人間というこの数十年の中で一度も発生していない
最悪の戦争の渦中へと飛び込むことになるのだった。


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