過去ログ - 男「勇者がいても、世界は何も変わらない」
1- 20
3: ◆6ype9/FYBU[saga]
2012/02/03(金) 21:21:50.49 ID:NVpnZ3v4o
カランコロン
酒場の扉を開けると、目を刺すような日光が視界に飛び込んできた。

男「うおっ、眩し……」

町娘「あっ、男さん。おはようございます」

男「おはようございます。買い物ですか?」

町娘「ええ、今日は収穫祭ですから。少し豪勢にしようと思って……男さんは、酒場のバイトで大変ですね」

男「ホントですよ。住み込みだから、有給出すわけにもいかないんで」

俺は苦笑いを顔に浮かべたまま、去っていく町娘に軽く手を振った。
酒場の開店まで、あと八時間。午前中だからといって特に用事もなく、ぶらぶらと商店街をうろつく。

商人「おっ、男のダンナ! 今日はいいモン入ってるよ!」

男「ん、ユニコーンの角か! 煎じて飲むと精神を落ち着かせてくれるらしいな」

商人「さすがに詳しいねえ。3000Gの所、まけにまけて2000Gでどうだい?」ニヤリ

男「うーん、品物はいいんだけどな。生憎、俺がソイツの世話になる機会はなさそうだ」

商人「そ、そうかい。そいつは残念だなァ……じゃあこっちの毒消し草はどうだい? 20G」

男「それ売れ残りじゃねえか。まあ、角の方は一年前なら嬉々として買ったんだがな」

商人「もう行商をするつもりはないのかい?」

男「ああ。俺はこの町で生きていくことに決めたんだ」

商人「ま、ダンナは酒場でも活躍してるからな。あそこは看板娘がいないのが玉にキズだが」

男「うっせぇ」ハハハ

商人「店仕舞いしたら、寄らせてもらうよ」

男「楽しみにしてる」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
103Res/70.76 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice