過去ログ - カツオ「これが闇の力か…」
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/02/05(日) 16:51:28.69 ID:tBJi5lFno



カツオ「はぁ………はぁ………」



 ザッ

波平「やったようだな」

カツオ「……!? と、父さん!?」

波平「それでこそ、ワシの息子だ」.

カツオ「ど、どういうことー!?」

波平「なんじゃ、何もわかっとらんのか」

カツオ「なんなのさ!この闇の力は!」

波平「それは闇の力では無いぞ。お前のは、な」

カツオ「えっ!?」

波平「カツオ、お前に宿ったのは光の力じゃ。闇の力に生れし者を無に帰す為の、な」

カツオ「えぇー!? ど、ど、どうして僕に光の力が!?」

波平「何故って、お前、だって受け継いどるじゃあないか」

カツオ「受け継いでる!? 何を!?」

波平「"平らかなる光の大地"をな」

カツオ「ぼ、ぼくそんなもの受け継いだ覚えないよ!」

波平「いや、もうとっくに、生まれた時から受け継いでおる」

カツオ「!?」

波平「その頭皮じゃ」

カツオ「………」

カツオ「………」

カツオ「………」

波平「……」テカテカ





 「イヤだ───────!!!!」






 絶叫する僕に、父さんは言った。
 ちなみに「闇の力に目覚めた者」は、僕の頭皮を引っぺがそうと襲ってくる、と。
 一方の僕は、先祖代々受け継がれてきた糞ったれな"光の大地"を、掻き毟って泣き叫ぶしかなかったんだ。


   第一話 カツオだってひかりもの  End


                     To be continued........


                          


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