過去ログ - ローラ「某の新たな家庭教師なるぞ」上条「」
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345:ゴミ箱[saga sage]
2012/03/05(月) 02:01:00.29 ID:RXLOTQqb0

ローラ「そう……なら、一つ聞いていいかしら?」

御坂妹「なんでしょうかとミサカは快く受け付けます」

ローラ「貴方にとって、当麻は一体何?」

ローラ「命の恩人?感謝すべき相手?一生忠を尽くすべき者?守るべき者?
    一体……なんだと言うの?」


ローラは恐る恐る聞く。
もし自分がこんな事を聞かれたとしたら、絶対に答えられないだろう。
正直に言って、どんな答えが返ってくるのかがわからない。
それがただ単に、怖い。でも聞かなければならない。そんな気がする。


御坂妹「ずっとそばに居たい、大切な人ですとミサカは即答します」

ローラ「大切な人……それはなんなの?
    それはやはり『好きな人』という事ではないの!?」


意図せずして声を荒げるローラ。
「大切な人」とは一体なんなのか。それが、わからない。
自分のこの上条に対して芽生えつつあるのだろう
「恋」という感情がまだよく分からないからこそ、なおさらその答えをしりたい。


ローラ「貴方も当麻が好きだからこそここまで来たのでしょう?
    ならばなぜ好きな人と言わないの?」


自分の考えをぶつけるローラ。
さながら、自分もわからない答えの問題を相手に解かせるように。


御坂妹「ミサカ達には恋愛感情等はわかりません。
    ですが、これが例え恋だとしても、そうでなくともミサカのこの思いは変わりませんとミサカは断言します。
    呼び方等どうでも良いのです。ミサカが上条さんの傍に居たいのには変わりませんとミサカは自分の考えを訴えます」

ローラ「そんな答えじゃ……わからないわよぉ...!」


絞り出すように声を出すローラ。
帰ってきた答えが理解できない。そんな苦しみが自らの体を突き刺す。

彼女にはもはや、イギリス清教の最大主教の影などはない。

ただ、一人の男に悩む「女」その物であった。




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