過去ログ - ローラ「某の新たな家庭教師なるぞ」上条「」
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381:ゴミ箱[saga sage]
2012/03/12(月) 01:09:24.95 ID:8PFTh0pi0

名無し「………」チャ

上条(けど、こっちのがはええ!!)


名無しが構えを取っているときには既に懐に入っていた上条。
いつも通り、あとはそのまま右ストレートを顔面に加えるだけ……

                            の筈だったのだが。


名無し「まだまだ甘い」スッ

上条(なっ……構えを解いた!?)


名無しは何を思ったか、狙いをつけていた銃を降ろした。
上条の右手が顔面に突き刺さる直前だと言うのに、ノーガードで突っ立っている。


上条(何を考えて――――?)メリ

上条「ごは……あぁ!?」ドン


名無しが構えを解いた直後。
上条はその行動の意味を考えている間に、左の脇腹に強い衝撃を受け吹っ飛ばされていた。


上条「なん……だ...?」


震えながらもなんとか立ち上がる上条。自分がさっきまで立っていた場所を見る。
そこには、何処か満足気な笑みを浮かべた吹寄が立っていた。


上条「吹寄……お前、また…なんで...?」

吹寄『………』ニコ


この倉庫の中には上条と名無ししかいなかった筈。
それに、上条を一発で吹っ飛ばすなど生身の人間、それに女子高生が到底できる事とは考えられない。

誰がどう見ても、明らかに異常だ。


上条「まさか……」

名無し「気づくのに時間がかかりすぎているな。彼女がここに出現した瞬間に気づくべきだ」

上条「くそ...!吹寄になにをした!?」

名無し「なに、少し夢を見てもらっているだけさ」

上条「夢……?」

名無し「そう、夢だ」


           夢


それは、人間が睡眠時に行う脳内の情報整理の時に起きる、一種の幻覚である。
その日見た中で一番強烈なイメージ、深層心理の状態、外部からの影響等により、人は様々な夢を見る。

それを今、吹寄は見ていると名無しは言う。





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