過去ログ - ローラ「某の新たな家庭教師なるぞ」上条「」
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ゴミ箱
[saga sage]
2012/03/22(木) 15:37:18.66 ID:xNInyE/70
名無し「避難地区……解除」ピン
名無しが懐で何かをしたのか、軽く何かが弾ける音がした。
すると、次の瞬間。
名無しの体から何かが解かれるかのように、衝撃波が起きた。
名無し(よし、これで後は逃げるだけ……?)
上条『・・・』グィ
名無し(なっ……手を上に掲げて……まさか!!)
上条は右手を真上に掲げる。
それと同時に、上空に無数の赤い槍の様な物が出現した。
名無し「『硫黄の雨は大地を焼く』だとぉ!?」
上条『・・・』ブン
上条が掲げた右手を振り下ろす。それと同時に、無数の槍は地面に降り注ぐ。
それは、容赦なく地上を「一掃」する――――
倉庫跡から約400m地点
土御門「なっ……あれはまさか」
建宮「間違いねぇ、『竜王の殺息』なのよな!!」
土御門「チッ!これはまずいな。まさかこんな事になるとは思わねぇって!」
建宮「そもそもこれは恋愛小説の筈なのよな。仕方ねえ事」
建宮「……?おい、あれはなんだ」
土御門「あれは…槍?...!!」
建宮「知ってるか?」
土御門「『硫黄の雨は大地を焼く』だ。まさに「必殺」って言葉が似合う魔術だ!」
建宮「とりあえず、俺らで止めるしかないのよ!!」ダッ
土御門(正直行きたくないにゃ〜……トホホ)ダッ
上条『・・・』ブン
名無し「くる……か」
恐らく、上条が放ったと思われる槍が降り注ぐ。
名無し「終わりか...」
最早名無しには、避けようなどと言う考えはなかった。
そんな物意味をなさない。
男が女子更衣室に間違って入って弁解をしようとするほど、無意味。 意味は無い。
名無し「・・・!」
無言のまま立ち尽くす名無し。
その名無しの視線に入ったのは、たった一つ。
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