過去ログ - ローラ「某の新たな家庭教師なるぞ」上条「」
1- 20
677:ゴミ箱[saga sage]
2012/04/25(水) 15:19:32.89 ID:Y9j4v7s10

上条「ふぅ……うまかった」カチャ

ローラ「ごうそうさま……ね」

上条「あぁ、ごちそうさま」


上条が食べ終わった頃には、もう七時を回っていた。


上条「そういやバスとか全部止まってるんだよな……っとなると、また歩くのか」


ここから上条の住む学生寮まではそう距離はない。
とはいえ、今から歩いて帰るとなると、家に着くのは何時になるのやら。


ローラ「まぁ、いいじゃない。時間はたっぷりあるんだから……ね?」

上条「そう……だな。時間なら、いっぱいあるからな」


今や自由の身のローラと、まだまだ若い上条。これから二人には、余りあるほどの時間がある。

それがある幸せを、もう二人は痛い程に理解している。
だからこそ、急ぐこと等せずに、ゆっくり、ゆっくりと……愛を育んでいくのだ。


上条「それじゃあ、行こうか。さすがにいつまでもここに居る分けにはいかないからな」

ローラ「それもそうね」


ローラの補助もありながら、席を立つ上条。
おぼろげな足取りで、ゆっくりと部屋の中央のエレベーターに向かう。

そこで、ローラがふと、関心したように言った。


ローラ「それにしても、当麻がこんなレストランにこれるなんて意外だったわ」

上条「あー……」


それは、ある意味で上条にとっては禁句の一言でもある。
時折上条は、見栄を張って自分の経済力ではどうにもならない事をする。
その時は、決まってこのような言葉でボロ≠だしてしまうのだ。


上条「ふっふっふ〜」


だが、この時の上条はいつもとは違った。


上条「じゃじゃ〜ん!」

ローラ「これは……チケット?」


上条がポケットから取り出したのは、金色で縁取りされた、二枚のチケットの様な物であった。




<<前のレス[*]次のレス[#]>>
908Res/596.17 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice