過去ログ - ローラ「某の新たな家庭教師なるぞ」上条「」
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814:ゴミ箱[sage saga]
2012/12/12(水) 23:25:10.38 ID:4Dwmi2s30

時刻は昼過ぎ。


休憩スペースに居座る人はあまり多くなく、上条達の周囲に目立った人影は見当たらなかった。

このエリアはそう見られないが、世はクリスマスムード一色である。
本来なら子連れの親子はクリスマスプレゼントを買い、
カップルはカップルで互いのためのプレゼントを選んだりと忙しい時期だ。


上条「ふー……ごちそうさま」


そんな事には我関せずと言った様子で、
上条はローラの用意した弁当をものの見事に平らげられていた。


ローラ「はい、お粗末さま。 どう? 口にあったかしら」

上条「うまいにきまってますよ! ローラの作った飯がまずいわけねえだろ?」

ローラ「本当? うれしいわ、とうま」


微笑みを浮かべるローラの手には、
既に大きな弁当箱(タッパー)が綺麗に包まれていた。

余談であるが、ローラの用意した弁当はほぼ全て上条が一人で食べていた。
ローラはローラで別に小さな弁当箱を用意していたらしい。


上条「さって、飯も食ったしこれからどうするか」

ローラ「まあまあとうま、ちょっとゆっくりしましょう?
    特にする事もないんだから……ね?」


早々に行動を開始しようとした上条をなだめると、
そのままローラは上条の肩に身をまかせ、もたれかかった。


ローラ「久しぶりにこうしたって…………いいでしょう?」


上条は大して気にしていないが、周りを見渡してみると、カップルが多くいるのが分かる。
ただ何か喋っていたり買った物を開けていたりと、
それぞれがそれぞれ違う形でこの時間を、空間味わっているのが見て取れる。

それを見たローラがしたくなることと言えば、簡単な事だった。


上条「そうだな……それもいっか」


上条もそれを拒む事無く、ローラを抱き寄せる。

この時上条は、なんとなくローラがなぜベンチに座ったのかが分かった気がした。




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