過去ログ - ローラ「某の新たな家庭教師なるぞ」上条「」
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871:ゴミ箱[sage saga]
2013/02/17(日) 02:29:36.06 ID:ZeeWVO+s0

〜学園都市内 とある路上〜


上条「ハァッ……ハァッ……」

ローラ「ふぅ…………もう! 何よあの子。 話しに聞いていたよりも親馬鹿じゃない」

上条「ハハッ、まあそんだけ大切なんだろ」


黄泉川のマンションを出て、一方通行の攻撃を振り切った二人。
そんなに距離を離してはいないが、一方通行の姿はいつの間にかなくなっていた。


上条「それにしても――――つっ、疲れた……!!」

ローラ「そんな体で無茶するからよ、もう」


現在の上条の足は、まだ使用不可能な未完成品。
本人も忘れがちではあるが、走ったりするなど本来もってのほかである。


ローラ「とうまの馬鹿……車椅子忘れてくるってどういう事?」

上条「あははは、いやー上条さんついうっかりしてましてですね」

ローラ「はぁ…………」


深い溜息をつくローラ。
その溜息は上条を心配するからこその物なのだが、本人は当然分かっていなかった。


上条「てか、ここ何処だよ……」


辺りを見渡してみると、特に目立った物はない。
到って普通のマンションや、街灯が突っ立っているだけ。


ローラ「GPS……という物は使えないの?」

上条「ああ、マップの事か? それならすぐに……っと」


上条が現在地を確認するために、携帯を起動する。


上条(そういや今日はあんま携帯使ってねえな)


とかそんな事を考えながらホーム画面を見ると、

そこには、 「12月24日」 と今日の日付が大きく表示されていた。


上条「……は?」

ローラ「どうしたの? とうま」

上条「なあローラ……今日って何日?」

ローラ「え? 23日でしょう?」

上条「ってことは……日付またいだかーうわー」

ローラ「?」


何処ともしれぬ路上の上で、一人頭を抱え込む。
本人にとって、一番最悪な形でクリスマスを迎えてしまった瞬間である。



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