過去ログ - ローラ「某の新たな家庭教師なるぞ」上条「」
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ゴミ箱
[sage saga]
2012/02/09(木) 01:03:38.37 ID:e6JuCWiv0
〜上条亭四階屋上〜
時刻は日暮れ。
太陽が沈みかけている。
ここらへんにはこの家以外に建物とよべる建物はなかった。
ただあるのは流れる川や、ちょっとした公園やら。
そんな中にポツンと一つだけ立つこの建物からの眺めを遮る物など、何もない...
ローラ「うぅ・・・ひっぐ...」
ローラ(私はただ上条に怒られただけなのに)
ローラ(いつも彼が相手にしている事をされた、ただそれだけなのに……)
ローラ(なのになんで・・・なんでこんなに悲しいの...?)
ローラは夕日に照らされるテラスの手すりに体を少し預けながら、泣いていた。
ローラは当初、幻想殺しを手に入れ、イギリスに住まわせればあとは放置するつもりだった。
嘘でもついて夫婦になり、このイギリスに縛り付ければ後は会わなくとも命令一つで動かせるはずだったのだ。
だが、今はなにかが違う。
夫婦となった後の事も考え始めている自分がいる。
それどころか、上条の幻想殺しを時々忘れそうになっている自分がいる。
計画の為に嫌われる事を避けていたはずなのに、今は本能で嫌われないようにしている自分がいる。
たった半日一緒にいただけ。ただそれだけで生まれたこの感情。
これは一体なんなのか...?ローラはこれが理解できずにいた。
ローラ「・・・ぅ」
ローラ「もう私は……上条には好かれぬだろうなぁ...」
ローラ「逃げてきてしもうたものね……」 オーイローラ!!
ローラ「・・・?」
その時後ろから聞こえた声を、ローラは聞き間違えなかった。
ひどく小さな声だったが、ローラにはすんなりと聞こえた。
ローラ「上…条...?」
上条「ローラ!」
上条「よかった、やっぱりここだったか!」
上条はそういってローラに走って近づく。
このテラスは入口である階段から端まで50m弱はある。
やはり、広い。
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