10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/06(月) 22:32:45.44 ID:7mExSTOs0
 「たまたま朝早くに目覚めちゃって。散歩してたら一夏の部屋に灯りがついたから。ほら、 
 最近すれちがいが多かったからどうしてるかな〜って」 
  
 当たり障りのない答えを出してしまった自分に辟易したものの、このチャンスをどう生かすかに 
 考えが及ばない。赤面したのは、ほら、不意に一夏が裸だったからなどと誤魔化したものの、 
 それが良かったか悪かったか。恋する乙女は何かと不自由な存在なのだ。 
  
 久しぶりに入る一夏の部屋は、自分の記憶とさほど変わっていなかった。かつては自分の部屋で 
 あったこともあり、その記憶は割とはっきりしている。そう、女であることがばれたのもここだった。 
 シャルがこの部屋を出てからはずっと一夏一人で使っていたようだ。 
  
 「一夏は、卒業後の進路は決まったんだっけ」 
  
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