33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/02/08(水) 23:19:34.89 ID:JTyjweJc0
無情にも時は流れてゆく。専用機持ちの5人には自分から事を伝えると
言った手前、すでに事を伝えたラウラ以外を探さなければならなくなった
シャルは、各々の予定を確認するため、再び教官室に赴いた。道中、
染み抜きのために水に沈めていたブラジャーやら、生乾きの洗濯物類を
乾燥機に放り込む事も忘れない。時間はいくらあっても足らないのは
承知済みだ。少しでも効率よく動かないと、一時的にしろ置いて
行かなければならない。なけなしの小遣いを機械に放り込むと、
生地が痛むのを承知で湿った衣類を乾燥機につっこみ、乾燥後は改めて
ブラジャーを着けると、堅く誓いながら洗濯場を後にした。教官室の扉を
くぐると織斑先生は、それならばと箒、鈴、セシリアを呼び出し、ここで
話すようにと手を貸してくれた。努めて暗くならないように話したつもり
だったが、シャルの目の前に並んだ3人は、一様に驚き、肩を落とした。暫く
黙したままの3人であったが、やがて鈴が口を開く。
「せめて、夕食ぐらいみんなで食べよ。急だけど、送別会ってことで。」
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