過去ログ - ハルヒ「カリオストロ公国四泊五日の旅?」古泉「そうです」
1- 20
109:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage saga]
2012/02/09(木) 22:11:08.00 ID:pdEI/T530
 深夜―
 12時を告げる鐘の音が城内に響く。
 伯爵が花嫁の控え室を開けた。花嫁衣裳のクラリスが立っている。
 その目は薄い膜がかかったようにぼんやりしていた。

伯爵「光と影が一つとなる時が来た 来い クラリス」

 伯爵がマントを翻してクラリスに手を差し伸べた。
 彼女は酔ったようにふらふらと伯爵の胸にすがりついた。
 黒頭巾を被ったカゲたちを従え、伯爵とクラリスは城の中庭を行進した。
 かがり火がその行列を照らして城壁に濃い影を映しだす。
 やがて行列は礼拝堂に到着した。世界中から集まった招待客が入口に注目する。
 伯爵とクラリスはゆっくりと大司教の前まで歩いてきた。

大司教「由緒ある古き血の一族―」
大司教「カリオストロの正統な後継者である証しをここへ」

 黒頭巾を被った介添え役のカゲが指輪を差し出す。

大司教「古の慣わしに従い指輪を交わして婚姻の誓いとなす」
大司教「カリオストロ公国大公息女クラリス・ド・カリオストロよ」
大司教「この婚姻に同意するか 異議なき時は沈黙をもって答えよ」
クラリス「………」
大司教「神の祝福があらんことを…」
古泉の声「異議あり」
古泉の声「この婚礼は欲望の汚れに満ちているぞ」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
160Res/143.27 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice