過去ログ - ハルヒ「カリオストロ公国四泊五日の旅?」古泉「そうです」
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2012/02/10(金) 00:04:45.64 ID:zkv9j/1f0
キョンは思わず目をそむけた。
キョン「古泉…くそっ」
そのとき、足元のカールが一声吼えた。
以下略
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2012/02/10(金) 00:09:38.83 ID:zkv9j/1f0
再び鬼ごっこが再開された。
パワーが拮抗すればテクニックに勝る古泉が有利だ。
古泉はトリッキーに動き回って伯爵を翻弄する。
何度か接触はしているが、まだフィールドは打ち破れない。
接触の瞬間にパワーを送り込めば殻は破れる。
以下略
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2012/02/10(金) 00:14:22.99 ID:zkv9j/1f0
森は驚いて上を見上げた。
轟音とともに時計塔の壁に穴があき、瓦礫が崩れてきた。
三人の頭上に降り注ぐ直前、長門の力によって瓦礫がはじけて消えた。
森「ど どうしたの一体!」
以下略
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2012/02/10(金) 00:23:20.26 ID:zkv9j/1f0
キョンの携帯が鳴った。
この空間に電波を飛ばすような知り合いといえば一人しかいない。
携帯を開いて見ると案の定だった。
YUKI.N>みえてる?_
以下略
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2012/02/10(金) 00:27:44.54 ID:zkv9j/1f0
森は文字盤の中央にある梯子状の出っ張りを上っていた。
森「尋常じゃない高さね 本当にあなた達ここに上ったの?」
長門「上った」
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2012/02/10(金) 00:50:59.57 ID:zkv9j/1f0
伯爵に気付かれずに長門の作戦をどうやって古泉に伝えるか?
答えは単純明快、キョンは長門の文面をそのまま大声で怒鳴った。
日本語で。
日本語でなら何を言っても伯爵に理解される心配はない。
ちなみに今まで彼らは英語でカリオストロ人とやり取りしていた。
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2012/02/10(金) 00:53:55.00 ID:zkv9j/1f0
タイミングを計っていた長門が声を出した。
長門「入れて」
合図に合わせて、森は二つの指輪を羊の目に入れた。
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2012/02/10(金) 00:57:09.02 ID:zkv9j/1f0
こちらの空間でも時計の針が動いていた。長門の予想通りである。
古泉とカールは伯爵を文字盤の羊に押しつけた。
同時にすべてのパワーを伯爵に送り込む。
自分達のフィールドを維持する力まで使ってようやく伯爵の殻を破った。
二つのフィールドが砕け散った。
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2012/02/10(金) 01:01:18.22 ID:zkv9j/1f0
長門は落下の途中で態勢を変え、森をお姫さま抱っこした。
そして足をがに股に開くと、その姿勢で塔の下の水道橋に着地した。
石畳が砕け散り、足が50センチほどめり込んだが、二人とも無事だった。
赤い雨が降ってきた。肉片の混じった大量の血しぶきが空から落ちてきたのだ。
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2012/02/10(金) 01:05:40.05 ID:zkv9j/1f0
古泉とカールが落ちてきた。湖面に大きな水柱が上がる。
キョン「古泉! カール!」
キョンは橋から湖に飛び込んだ。
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