過去ログ - ハルヒ「カリオストロ公国四泊五日の旅?」古泉「そうです」
1- 20
87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/02/09(木) 00:11:58.52 ID:pdEI/T530
 小屋の窓から夕陽が差してきた。古泉はその光を浴びて目を覚ました。
 キョンがテーブルに突っ伏して寝ている。部屋にはそれ以外に誰も居ない。
 老人はまだ買出しから戻ってきてないようだ。
 古泉はそっとベッドから抜け出して窓の外を覗いた。
 クラリスが井戸水を汲んでいるのが見える。
 夕陽に照らされた彼女の横顔はひどく哀しげだった。
 古泉はふらつく足で小屋を出てクラリスの方に歩いていった。

クラリス「どなた?」
古泉「病み上がりのエスパーです」
クラリス「古泉さま!」
古泉「こんばんは クラリスさん」
クラリス「お体はもう平気なんですか」
古泉「僕は大丈夫です それよりあなたの方こそ顔色が良くないですよ」
クラリス「涼宮さんとの謎解きは本当に楽しかったけど」
クラリス「でもそのうち急に不安になってきて…」
古泉「楽しすぎて逆に怖くなったというわけですか?」
クラリス「私 心配なんです 本当にこのまま逃げ切れるのか」
クラリス「古泉さま どうしてわざわざこんな事を?」
クラリス「伯爵に捕まったら殺されるというのに」
古泉「なあに 悪に狙われるのがエスパーの宿命です」
古泉「仕事が終われば帰ります」
クラリス「お仕事…?」
古泉「僕の仕事は 悪い魔法使いに追われているお姫様を逃がすこと…」
古泉「どうか このエスパーめに救い出されてやって下さい」
クラリス「本気で仰っているの?」
古泉「はい」
古泉「人知れず世界の崩壊を防ぎ―」
古泉「むりやり花嫁にされようとしている女の子は緑の野に放してあげる」
古泉「これ みんなエスパーの仕事なんです」



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
160Res/143.27 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice