過去ログ - 【Fate】汝、自らを以って最強を証明せよ【コンマで聖杯戦争】
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◆otXcqJ9cB.
[saga]
2012/02/06(月) 23:27:15.76 ID:prkzPGh4o
>>26
の判定
貴女はふと、願いの話題を出す。
食事の席はそれで少し固まった。
貴女は、ウェイバーを見る。
彼は少し躊躇って、口に出した。
ウェイバー「僕は、僕を正当に評価してくれない奴らを見返したいだけだ……それに聖杯は、必要ない」
アーチャー「願いは私も無いな……だが、君は違うのだろう?騎士王」
セイバー「………アーチャー、貴方は私の願いまで知っているのですね」
アーチャー「ああ。ブリテンの崩壊を防ぐことなぞ諦めるのだな」
ウェイバーに続いて、それぞれが口に出す。
だが、アーチャーとセイバーの間の空気は悪い。
アーチャーは皮肉のような笑みを浮かべて、続けた。
アーチャー「時代は変わる。だからこそ人も変わる……滅びは運命なのだよ、人が死ぬようにな」
セイバー「滅びを受け入れるのは王としての姿ではない!」
アーチャー「王としては、そうだろう。だが、君のいう滅びを避けたとして何が変わる?」
セイバー「それは!」
アーチャー「そこのウェイバーという少年は、イギリスの出身だったな?」
ウェイバー「あ、ああ」
アーチャー「見ろ、あれが貴様の国が残したものだ……それは今に繋がっている」
セイバー「分かっている。だが、強く精強な国を願って何が悪い!民の涙が減るのを願って何が悪い!!」
アーチャー「だから、王は人の心が分からないのだ」
セイバー「貴方、それはランスロットの……!」
お互いの口論が増す。
食事の手は止まっている。
だがその光景は、まるで何かの巻き戻しのようにも見える。
貴女は不安気にアーチャーを見る。
その顔は、普段どおり。
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