過去ログ - 少女「ずっと、愛してる」
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115:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/09(木) 19:47:12.83 ID:vAi26PND0
「あれ、どうしたの姫様。それ」

「きゃ……」

大分遅れて悲鳴が出た。
しかしその言葉は、甲高い声が周囲に響き渡る寸前で無理矢理に飲み込まされてしまった。
また、認識することも出来ない隙で。
いつの間にか男性がベッドの上で自分の体に馬乗りになっていたのだ。
ふわり……とレモンが香る。
男性はカランの口を手で塞ぎ、もう片方の一指し指を上げて、そっと自分の口の上に持ってきた。

「しー」

「……」

また子供っぽくはにかんだように笑い、そこで彼は、枕元に置いてあった白い造花を目に留めた。その目が一瞬丸くなり……そして、次いで耳までが赤くなる。


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