126:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/09(木) 19:55:26.70 ID:vAi26PND0
自分の力では口を開くことも出来ないらしい。マントを彼女の口から引き離すと、だらりとまた涎が垂れた。
またすこし、収まるのを待ってやる。
「…………い…………」
大分経って、少女は震える声で泣きながら呟いた。
「痛かった………………」
「…………」
「もっと早く……やっておけばよかっ……よかったよ……い……いきなり出てくるとは思わなかった……」
「わ…………悪い。ごめん」
手の中の少女の頭を抱いて、強く撫でてやりながらゼマルディは言った。
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