24:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/08(水) 16:25:12.68 ID:A45p+aH70
訳のわからない発音の言語を呟いた後、彼は必死に書簡を差し出したまま、その手を振ってゼスチャーを始めた。
「エキエ、サキルケ……テレスタン、ヤ」
「……」
顎に手を当て、長いひげのような形を作る。愛寡は暫くきょとんとしてそれを見ていたが、やがてくすりと笑うと、青年の頭に手を当ててゆっくりと撫でた。
「浮屋……の、こと?」
「う……き?」
「……?」
「デ、レタ」
頷き、彼は口元を抑えると、少し考え込んでまた言った。
「はい」
「ありがとう、ね」
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