27:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/08(水) 16:27:19.50 ID:A45p+aH70
「じゃ、行きましょ……爪(そう) 今日も、みんな、待ってる……」
一言一言を区切りながら、ゆっくりと愛寡が言う。爪と呼ばれた青年は振り返ってコクリと頷いた。愛寡はそんな彼に近づくと、軽く自分の方に抱き寄せた。そして背中をポンポンと叩く。
「効いた。頭……ありがとう、ね」
「師匠、歩ける?」
「ええ」
頷いて、愛寡は爪の腕に自分の腕を絡めた。
「先導、してくれる?」
「せん、どう?」
「先に」
「ヤー」
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