314:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/13(月) 20:25:47.01 ID:3SORN3Q00
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「ずっとあの調子なのかい?」
ドクにそう聞かれ、ゼマルディは目の前のテーブルに置かれた酒に手をつけようとはせずに、ソファーに寄りかかった。そしてマントにつけてあるフードを目深に被る。
薄汚いクラブのようなカフェは、日中だというのに浮浪者やゴロツキのような品位のない者で溢れかえっていた。このテーブル席は追加料金を多額に払った者が通れる場所だ。
だから空いている。
かなりのアルコール度数の酒を喉に流し込みながら、ドクは酒臭いため息をついた。
「仕方ないなぁ……薬の錬度を上げるか」
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