過去ログ - 少女「ずっと、愛してる」
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322:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/13(月) 20:35:20.31 ID:3SORN3Q00
聞き返し、視線をスライドさせる。ドクは切抜きを裏にしていたらしく、ゼマルディはそれを手にとってだらしなくソファーに腰をかけたまま、無造作に裏返して。
腰を抜かしそうになった。
思わずその新聞の写真を見たままの姿勢で硬直する。

「やっぱりそうか。もしかしたらと思ったけど……」

「もしかしたらもヘッタクレもねぇ……最悪だ……」

頭を掻き毟りたい衝動に襲われる。そしてゼマルディは一つ大きなため息をついてから、新聞の切抜きをくしゃくしゃに丸めてドクに放った。
彼は目の前の酒のグラスを掴むと、その中身を一気に口の中に流し込んだ。そして器官に入ってしまったのか激しくむせ、ドクが差し出したハンドタオルで口を押さえる。
しばらくゼマルディが落ち着くのを待ってから、白衣の青年は顎に手を当てて考え込んだ。


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