336:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/13(月) 20:43:00.58 ID:3SORN3Q00
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次にゼマルディが目を覚ましたのは、それからゆうに丸一日は経ってからのことだった。しばらく状況が分からず、ソファーの上に胡坐を掻きながら何度か頭を振った末にやっと思い出す。
脳の芯がガンガンと痛んでいたが、そんなことに気を使っていられる状況ではなかった。慌てて空中に手をかざし、空間の繋ぎ目を見つけ、そこに飛び込む。
疲れと酔いが抜けきっていないことにより、着地をミスしてしまったらしい。視界が急にゼマルディとカランが住んでいる家の床に切り替わり、途端彼はしたたかに頭を床にぶつけてしまった。そのままゴロンと転がって、背骨を襲った鈍痛に体を丸めて耐える。
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