過去ログ - 少女「ずっと、愛してる」
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358:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/15(水) 20:01:17.40 ID:EmuY6hvN0
そこに、深夜三時を越える頃。
ダイナマイトでも数十本束にして炸裂させたかのような轟音が響き渡った。雪と寒さから内部を守る外壁が、外側から砲撃でも受けたかのようにひしゃげ、そして合成金属の破片と黒煙、液体燃料が引火し、赤黒い爆炎を吹き上げた中、外側からの肌を突き刺す冷気がトレーラー格納倉庫に吹き込んだ。
益々、内部に転がり込んできた燃え盛るそれは炎の勢いを増していた。ゴロン、ゴロン、と数十トンもある鉄の塊……大型トレーラーだと思われる、圧搾されたようにぺしゃんこになった鉄の塊が、燃え盛りながら手近な、停車されていたトレーラーにぶつかり……押しつぶし、そして連鎖的に爆発を起こした。
それで近くで検問をしていた関所管轄者や、キャラバンの人間達は吹き飛ばされた。
まるでゴミのように、綿帽子のように圧倒的な熱量に薙ぎ飛ばされ、壁に叩きつけられ。
誰も反応が出来ない、突然すぎる出来事だった。


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