424:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/17(金) 17:21:52.62 ID:JYEl3aKe0
――あぁ、ここは。
ここは、そういえば。
「ゼマルディもこっちに来てよ。凄いよ」
カランがこっちを見て手を振っている。青年は、体を起こして草を踏み閉め、歩き出した。いつもと変わらないマント姿。しかし綺麗にアイロンがかけられ、身なりのいい紳士のような風貌になっている。妻は白いドレス姿。自分はマントの下は、黒いタキシードを纏っている。
スカートの端をつまみあげながら、カランは足で水を軽く蹴っていた。彼女の白金の髪が揺れる。
ゼマルディは、自分の生身である右手を見て、何度か開いて、そして閉じてを繰り返した。顔に手を当ててみるが、そこには綺麗な人間の皮膚の感触しかなかった。
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