556:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(栃木県)[sage]
2012/02/20(月) 02:13:42.31 ID:Z/yCYiMR0
三毛猫 ◆E9ISW1p5PYさんお疲れ様です。
>>508です。
>>508での要望ですが、三点リーダーではなく句読点でした。
例えば>>453-454を勝手に校正させて頂くと
突然の少女の乱入に周囲は唖然としてそれを見た。
赤髪の女でさえ一瞬彼女の方に目を向けた。
カランは歯を食いしばり、
事実本当に転がりながらゼマルディに向かって懸命に駆け寄ってきていた。
途中で転がったが両腕を使い、まるで獣のように、子供を守る母親のように。
なりふり構わずカランはゼマルディに駆け寄ると、
そのまま脇を通り過ぎ、派手に転がりながら赤髪の女に頭から体当たりをした。
相手魔法使いは全くの予想外だったのか、小さな悲鳴を上げてその場に転がった。
意識を集中していないと放てないのか、発光していた魔法が気の抜ける音を立てて掻き消える。
次の瞬間。
それだけクリアに見えているゼマルディの視界で。
兵士の一人が撃った銃弾が、まるで紙の塊のように妻の体を突き刺し、
放物線を描いて空中に吹き飛ばした。
弾は彼女の胸を貫通したが、戦車に打撃を与えられる武装だ。
その威力は子供並のカランの体には有り余るものだった。
何の抵抗もすることができずに壊れたマリオネットのように……
カランはゼマルディよりも後方に背中からぐしゃりと音を立てて落下した。
――時間が止まった。
夢の中の光景だった。
という感じです。
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