643:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/21(火) 17:03:22.41 ID:mkVHEDB80
功刀は、残骸を登ると、頭部までたどり着いた。
そして頭部を手づかみに、力の限り引く。
ブチブチと生体組織が千切れ、
元々折れかかっていた首がむしりとられた。
頭部をズンッ、と氷の上に投げ捨て、
彼は鉄のような目で中を覗き込んだ。
そこには、一抱えほどあるフラスコ容器のようなものが格納されており、
容器の中は緑色の培養液で満たされていた。
その中には、無数のコード。
そして、脳。
眼球と脳幹までがついたそれが、僅かに気泡を発しながら浮いている。
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