796:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/25(土) 22:13:13.94 ID:bDf9OSPn0
「喋れないのか?」
頷く。
「……俺が来たからには大丈夫だ。行くぞ」
軽々と少女を抱え上げ、彼は、手で少女の目を塞いだ。
「女の子は、こういうもんは見ちゃいけねぇ」
研究員の死体を踏みつけ、悠々と彼は、
いつの間にか開いていた出口に足を進めた。
少女は、今までの悪夢を反芻することもなく。
青年が軽く首筋を小突いただけで、
また深い暗黒に落ち込んでいった。
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