799:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/25(土) 22:15:34.43 ID:bDf9OSPn0
「珍しいな、お前が警戒されるなんて」
青年……赤い髪をした泉が、不思議そうに言う。
彼は腰のホルダーにサバイバルナイフを差し込むと、
立ち上がった。
「またトレーラーが狭くなりまする……」
うんざりした声がした。
少女のものだが、喋り方が年を食っている。
「この得体の知れない小僧といい、
今回の小娘といい、ににさまはお人が良すぎます」
少し離れたテーブルの前の子供用椅子に、
小さな……黒髪を床まで垂らした女の子が座っていた。
979Res/589.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。