805:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/25(土) 22:19:54.23 ID:bDf9OSPn0
「涙姉さん、どうしたの? おいしくなかった?」
声をかけられた涙は、
ボーッとした表情で少女のことを見ていたが、
ハッとして硲の方に視線を移した。
「うぅん。ありがとう硲。いつも料理をしてくれて、あんたは偉いね」
頭をグリグリと撫でられ、硲の顔が僅かに嬉しそうに紅潮する。
それを馬鹿にしたように見て、更紗は泉に言った。
「それで……どうするおつもりです?
奴ら、ここを全力で叩いてきます。
この小娘がもし、『レベル7の危険物資』であったら、
是が非にでも取り戻しに来るでしょう」
「なら全員殺せばいい」
淡白に泉がそう言って、スープを喉に流し込んだ。
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