811:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/25(土) 22:23:35.08 ID:bDf9OSPn0
そして少女に向かって頭を下げる。
「ごめんなさい」
「ちゃんと謝れるようになったね、えらいえらい」
涙にグリグリと頭を撫でられ、
硲はスープまみれの顔で少し嬉しそうに口角を緩めた。
その三文芝居を呆れたように見て、
更紗が少女に向かって口を開いた。
「本当に分かっていないのかえ?
たばかっていたら、承知せぬぞ」
「更紗、本当だ。この子はおそらく嘘はついていない」
「ににさまはどうしてそう、お人よしなのですか」
「勘だ。そして俺の勘は外れたことがない」
ニィ、と笑って、泉は立ち上がると、
少女の頭に手を置いて言った。
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