819:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/25(土) 22:28:25.37 ID:bDf9OSPn0
少女は、いつの間にか泣いていた。
彼女はしばらくの間顔を手で抑えていたが、
やがて、僅かに発光する左目の眼窟を、泉に向けた。
「…………愛寡…………」
「あいか、か。いい名前だ」
トレーラーハウスが発進する。
愛寡は歯を噛み締めて、言った。
「敵……あいつら…………敵……!」
「そうだ。俺達はあいつらと戦ってる」
泉は軽く横を向いて、愛寡を見た。
そして、また肩をすくめて言った。
「ようこそ、歓迎するよ
……居心地は悪いけどな。当分の間我慢してくれ」
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