831:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:24:31.92 ID:pOQ9sNVj0
「お前サンの目の前デハ食ってないダケダ。
それに、俺ハ、半分機械だからナ。
人間を食わなくテモ、ある程度ハ自立稼動スル」
それを聞いて、燐は口をつぐんだ。
そして、功刀が差し出したボトルを見る。
それを受け取り、彼女はしばらく躊躇した後、蓋を開けた。
生臭い香り。
何かが腐ったような臭い。
血液の臭い。
しかし今の燐には、食欲をそそる、
甘美な臭いにしか思えなかった。
ゴクリと唾を飲み、少しずつ喉に流し込む。
先ほどのコーラとは段違いの旨みが口の中に広がる。
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