840:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:31:07.11 ID:pOQ9sNVj0
「私、少しは魔法も使えるようになりましたし、
少しは役に立てますわ。それに……」
燐は少し表情を暗くして、呟くように言った。
「虹さんを、止めてあげたいですの
……功刀さん、話し合えば分かってもらえますわ」
「既にソノ段階ハ、過ぎテル。
話し合ッテ分かる問題ナラ、更姉ハ殺されずニスンダ」
それを聞いて、燐はぐっ、と言葉に詰まった。
しかし功刀は、燐の肩を掴んで立たせてから、
彼女のコートを手で直した。
「マァ……だが、気分転換ニは丁度イイダロウ。ついて来イ」
「……はい!」
途端に顔を輝かせて、燐が頷く。
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