842:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/02/26(日) 22:32:21.57 ID:pOQ9sNVj0
影の中では、時間の流れが早くなる。
つまり、外の時間は影の中よりも遅いというわけだ。
一瞬、自分が「早く」感じたのはそのせいだった。
人が沢山いる。
見た目は、凄く整備された
ドームの裕福層が住んでいるエリアに見える。
人ごみの中にまぎれた功刀に、
子供のようにちょこんと脇についていきながら、
燐は彼の歩調に合わせて早足で歩き始めた。
そして問いかける。
「ここはどこですの?」
「サバルカンダの上層ダ。教えたダロウ。
外に出タラ、マズ何をスル?」
それを聞いて、燐は慌てて目を閉じて、意識を集中した。
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