882:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/04/29(日) 22:27:14.40 ID:ur+gV4mt0
燐がその光に目を焼かれそうになり、
膝をついてか細く息をしながら、目を覆い隠す。
彼女の襟首を、不意にスクラップ状態に
なった功刀が掴んだ。
「逃がすか!」
硲の怒鳴り声がする。
しかし功刀は、燐の背中から伸びた影に、
頭から自分の体を突っ込んだ。
燐も、まるでそこが沼であるかのように
体が沈み込んでいく。
硲の顔が見えた気がした。
一拍後、燐は、功刀の影空間の中にいた。
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