933:三毛猫 ◆E9ISW1p5PY[saga]
2012/05/04(金) 22:47:04.72 ID:NNs5Kzip0
「あたしは反対だな。今のままでいいよ」
「結局はそこに落ち着くのか……」
「結局も何も、今のままで生きていくことは
二人で決めなかったっけ?
それとも何?
あたしに隠さなきゃいけない程の嘘でもついてるの?」
彼女がそう言った途端、
愛寡と更紗が目に見えて分かるほどビクッと動いた。
それを見て、涙は深くため息をついてから泉に聞いた。
「何してきたの?」
氷のような声だった。
硲も聞いたことがないような冷たい声だ。
泉は一瞬涙から視線をそらして、
観念したように深く息を吐いた。
「……分かった。言うよ」
979Res/589.08 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。