過去ログ - 切嗣「僕は安価で聖杯戦争を動かすよ」アイリ「へー」
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469: ◆hLjOuel3KI[saga]
2012/02/12(日) 00:18:58.50 ID:wSlCTVuHo
那岐「聖遺物って……私の家にそんな高価なもんあったらとっくに売って金にしてるっての……あ。」

現金なことをぼやく女性の目には、先刻拾ってきたばかりの石鏡が映っていた

那岐「……いやいやいや。流石にねぇよな。……けどあからさまに『私めちゃくちゃ古いですわよ!』って感じするしなぁ」

那岐「うーん……まぁものは試しだ。やってみるか」

そう一人で結論を出すと、ゴミ箱の上から拾ってきたばかりの石鏡をひょいっと持ち上げ陣の中心へと運んでくる

そして「ふぅ…」と息を抜き―――――

詠唱を開始した


那岐「閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ。閉じよ
繰り返すつどに五度
ただ、満たされる刻を破却する」


那岐「――――Anfang」


先程の詠唱では感じ得なかった感覚が彼女の体を駆け巡る


那岐「――――――告げる」


那岐「――――告げる
汝の身は我が下に、我が命運は汝の剣に
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ
誓いを此処に 我は常世総ての善と成る者 我は常世総ての悪を敷く者」


那岐「―― 汝三大の言霊を纏う七天 抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!」


瞬間―――
陣の中心に雷撃が迸り
部屋が瞬く間に煙で埋め尽くされる


那岐「うぉぉ!!おまっ!私の家具一式がぁぁぁぁ!!!………って、なんだ?」

女性が叫ぶ
周りには誰もいなかった
だが、彼女の目には黒を基調にしたロングヘアーの女性が映し出される

そして―――――


ライダー「問います。あなたが私のマスターでしょうか」


物語の歯車が狂い始める


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