過去ログ - 【Fate】汝、自らを以って最強を証明せよ【コンマで聖杯戦争】
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230: ◆otXcqJ9cB.[saga]
2012/02/11(土) 19:53:25.07 ID:2OPeyWl6o




切嗣「少なくとも、変なものは出ないだろう……アイリさえ、手をあまり出さなければ」


戻ってくると、くっ、と顔を伏せる切嗣。

それはあまりにも悲惨すぎる一枚図だ。

どこか背中が煤けてる。

磨耗したらああなるんだな、とだけ実感できた。

そんなことを思っていると、イスカンダルが口を開いた。


イスカンダル「うむ、ならば我らで現状を把握すれば良いのではないか?」

士郎「それが出来たらいいんだけどな……はい、とりあえず緑茶でいいよな」


出されるお茶を揃って飲む。

ああ、落ち着く。

貴方達の空気がそう暖かいものに変わるが、現状は何も解決していない。

そもそも、何でこんなことになったんだろう。

全員が揃って家を追い出された時は、普通だったらしい。

だとすれば、あんな魔力の渦を閃かす状況に至るには何かの理由があるはずだ。

貴方はそれが気になって、口に出して聞いてみる。

するとそれぞれが回答を出す。


士郎「別段、イリヤもアイリさんも変わりなかったよな爺さん」

切嗣「ああ、確かに普段どおりだった。家の台所でチョコレートの生成を始めてたはずだ……家を追い出された後に、何かがあった……?」

ガウェイン「私の方も特に………ああ、昨日は珍しく大きな宝箱の片付けをしていましたね」


謎だ。

そんなことを全員が共通して思う。

だが、違う。

貴方は遠坂の家で言う「宝箱」には思い当たるのが一つしかない。

そしてこの魔力。

キャスターもいるから、と思ってた自分の馬鹿さを殴り飛ばしたくなった。

こんなの、“あの馬鹿ステッキ”しか思い当たらないじゃないか

貴方は叫ぶ。

可及的速やかに、だ。




――――行くぞ!








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