過去ログ - 魔王「勇者よ私の僕となるのだ。」 
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28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)
2012/02/12(日) 21:56:39.47 ID:LU+TYUBo0
   ー魔王の城 屋上 深夜ー

勇者(…眠れない。まさかこんな事になるなんて…なんでこんな事になってしまったんだ…?)

勇者(…そうか…僕が無力だったせいか。…僕は魔王相手に、何も出来なかった。)

勇者(僕は…。)

魔王「そこから飛び降りても、今のお前では死なないぞ。」

勇者「…魔王か。そんな事考えちゃいないよ。」

魔王「そうか。それは良かった。お前達にはこれから働いてもらわねばならぬ事が
   山のようにあるのでな。」

魔王「まぁ、こちらにはお前の仲間という名の、人質がいるからな。私の命令を無視した
   場合は、容赦なく[ピーーー]ぞ。」

勇者「…そんな事はわかっているさ。」

魔王「ふっふっふ。それにしても皮肉な話だな。」

魔王「今まで助け合ってきた仲間のせいで、やりたくもない事をやらされるとは。」

勇者「…。」

魔王「…勇者よ、私が憎いか?ふっふっふ、まぁそうだろうな。」

魔王「…だが、お前もいずれわかる時がくるはずだ。『正義』や『愛』などという綺麗事を並べている
   暇などない時がくる、という事がな。」

魔王「まぁ、早めに寝ておけよ。明日から本格的に働いてもらうからな。」

勇者「…たとえお前のいう通りだとしても、僕は絶対に守るべきものを守り抜いてみせる。」

 魔王はふっふっふと笑いながら屋上から去っていった。



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