12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/02/12(日) 05:48:55.92 ID:JL05U58SO
その後ほどなくして先生が来て、ホームルームが行われた。
1限までの短い休み時間のうちに、憂ちゃんからお礼のメールが届いてほっこりした。
私は、あの後の音も含め、なにも知らないふりをしておいた。
しかし、この件については唯にも少しヤキを入れたほうがいいのではないだろうか。
こうして礼を言われたということは、憂ちゃんはあの状況を少なからず嫌がっていたことになる。
でなければ私の行動は、単に見間違いをして勝手にビビったアホにしか見えないはずだ。
そういうわけだから唯は、憂ちゃんの気持ちに気付かないで、
ただ仲良しと見られたいがために憂ちゃんにキスを迫った、ちょっとひどい姉なのだ。
別にそのくらいで憂ちゃんは唯に失望しないだろうし、私が割って入る必要なんてないとは思う。
しかし、唯にも知っておいてほしい。
憂ちゃんは本当に恥ずかしい思いをしていたのだから、あまりああいうことは繰り返すべきでない。
だからといって急ぐような話でもないし、夜にでも唯にメールで言えばいいだろう。
1限に向け、私は腰をぐっと伸ばし、ほぼ落書き帳なノートと教科書を出した。
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