過去ログ - 勇者「パーティーにまともな奴がいない……」 ドラゴン「その2だ」
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603:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga]
2012/03/17(土) 21:39:01.11 ID:1EwlqW6A0
一瞬。
殺し屋の鉈は音より早い一撃だった。

遅れて風を斬る音が耳に届く。

以下略



604:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga]
2012/03/17(土) 21:42:28.25 ID:1EwlqW6A0
白髪の男の剣が殺し屋の首を刎ねようとした瞬間、殺し屋は後ろに軽く下がった。
まるで人をかわす様な、緊張感が無い回避。
しかしその回避は驚くほど正確に剣を避けていた。


以下略



605:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga]
2012/03/17(土) 21:44:42.59 ID:1EwlqW6A0
武器を握り直し、白髪の男目掛けて走り出す。
小細工や姑息な手は使わない。
正面から殺し合う。

殺し屋は鉈を白髪の男の頭目掛けて振り下ろした。
以下略



606:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga]
2012/03/17(土) 21:47:45.85 ID:1EwlqW6A0
あの男にとって戦いは救いなのだ。
初めて出会った時、あの男の目には生きる気力と言うものが毛ほども無かった。
あの時の男は自責の念に囚われた奴隷と言う以外表現方法が無かった。
だが今は違う。
今のあの男の中にあるのは恍惚な喜びだけ。
以下略



607:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga]
2012/03/17(土) 21:49:05.17 ID:1EwlqW6A0
悪いな、貴公を侮っていたようだ」


白髪の男は笑った。
自嘲とも嘲笑ともとれる笑みが顔に浮かんでいる。
以下略



608:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga]
2012/03/17(土) 21:50:30.88 ID:1EwlqW6A0
体を捻り、体を白髪の男の方に向ける。
落下の力と全体重をのせ、渾身の一撃を放つ。

殺し屋の鉈が振られる。
肉を切り落す音が聞こえ、何か重たいものが地面に落ちる音が響く。
以下略



609:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga]
2012/03/17(土) 21:51:09.43 ID:1EwlqW6A0
白髪の男「退かせてもらうぞ」スタスタ

殺し屋「待ってよ」

白髪の男「まだやるのか?」
以下略



610:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga]
2012/03/17(土) 21:52:44.04 ID:1EwlqW6A0
今日はここまでです。

地の文って凄く個性が出るなー、と他の方のssを読んでるとものすごく感じます。(俺が浮いてるのだけなのかもしれないですが)


611:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(兵庫県)[sage]
2012/03/17(土) 21:54:14.19 ID:G+R8l7EJo



612:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/03/17(土) 22:08:07.57 ID:4aowPVLmo
乙乙
殺し屋かわいい


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