過去ログ - 勇者「パーティーにまともな奴がいない……」 ドラゴン「その2だ」
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882:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga]
2012/04/05(木) 21:46:51.04 ID:KgRpGWRN0
こんな時でも体は正直であっという間に睡魔が襲いかかってきた。
よほど疲れていたのだろう。

睡魔の波はゆっくりと体を眠りへと誘い始める。

だが眠りに落ちそうになった時だった。


「大きいですね」

「そりゃドラゴンだしな」


唐突に声が聞こえた。

それは今までの人間とは明らかに違った反応だった。
声色を聞いた限りでは男女二人組の様だ。

そのまま眠ってしまうのもよかったが、目を開け、その二人組を見る。

女の方は鱗の鎧を着ていた。
髪は長く、黒髪で顔は美人と呼ばれるタイプだろう。
いかにも戦士といった風貌だ。

そしてもう一人の男はと言うと女の方とは少し様子が違っていた。
布の服に腰にさした木の棒はあまりにも戦士とはかけ離れている。
例えるなら戦士に憧れる子供の格好といった所だろう。

しかしそれ以上に変わっているのはその男の目だった。
その目は明らかにオレを見ている。
それなのに、そのはずなのにその目は輝いている。


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