過去ログ - 勇者「パーティーにまともな奴がいない……」 ドラゴン「その2だ」
1- 20
887:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga]
2012/04/05(木) 21:55:26.91 ID:KgRpGWRN0














「おい、起きてるか?」


……頭が痛い
多分狭い場所で寝たせいだな。

男の声が聞こえた。
目を開けなくても昼の時の男だと分かる。

目を開けるとそこには予想通りの光景が広がっていた。
男の顔は月明かりで照らされ、青白かった。
その光のせいかその男はまるで人間ではない何かの様にも見える。


「ふん、また来たのか、人間」


何故かまた悪態をついてしまう。
どうしてそんな事を口走ってしまうのかは自分でも分からないからもどかしい。

だが男はそんな悪態も気にせず、檻の前に座るとオレに話しかけてくる。

やっぱり変な奴だ。
人間らしくない人間、と言った方がいいのか?


「また来るって言っただろ。それにお前もどうせ暇なんだろ」

「オレに話しかけてきたのは貴様が初めてだ」

「他の奴らはお前の言葉なんかわかんないからな」

「そうだな、オレは貴様等の言葉がわかるのにな……」


少し皮肉めいた口調になる。

もちろんこの男には全くと言っていいほど関係が無い。
だがやはりこの男が人間である以上見下した皮肉っぽい言い方になってしまう。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/540.62 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice