過去ログ - 勇者「パーティーにまともな奴がいない……」 ドラゴン「その2だ」
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895:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(愛知県)[saga]
2012/04/05(木) 22:09:08.99 ID:KgRpGWRN0
「俺の介錯を頼みたい」


オレの言葉を聞いても男は驚いた顔一つしなかった。
いや、むしろそう言うと思った、と言う感じだ。


「俺にか?」

「死ぬのなら名も無き村人に殺されるよりも貴様に殺されたい」

「嫌だね」


その言葉はオレの中にゆっくりと入ってきた。
別にその事をどうこう言う気はない。
元々ほとんど初対面の人間に頼む様な事ではないのだ。

妥当な答えだろうな。


「そうか、残ね―――――」

「俺はお前をここから逃がす気でいるからな」


一瞬、頭の中が真っ白になった。
言っている意味が理解できない。
これ以上分かりやすい言い方は無いはずなのに思考が追いつかない。


「お前が無実だとわかった以上、お前を見殺しには出来ないから俺がここから出してやるよ」

「貴様正気か?」


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